雨の日などに濡れた床や階段、エントランスでツルッと足を滑らせてヒヤッとした経験がありませんか？
普段は気にせず歩いている場所でも、雨などで濡れてしまえば、それだけで危険な場所になってしまうのです。

転倒・転落による死亡者が事故死亡者よりも多い傾向にあることをご存知でしたか？街路やスポーツ施設、商業施設などの公共の場での転倒・転落事故が毎年多数発生し、年々増加している傾向にあります。転倒が原因で亡くなられる方々は交通事故の約３割に当たる３５００人以上にもなります。そして転倒がきっかけで、寝たきりになっている人も数多くいることを…。そうならないために、今のうちに滑り止め対策をしませんか？

｢滑ります、ご注意ください｣という表示は、それが理由となって裁判などで訴えられ不利な状況を招くことがあります。転倒事故は全国で何万件という数にのぼり、過去の訴訟に至った多くの判例では、施設管理者に安全義務および管理責任が問われ、いずれも高額な損害賠償の支払い命令が出ています。高齢者社会に向け、いまや建物の防滑工事は必須となっています。滑り止めスリップガードが社会に必要とされているのです。

転倒事故のほとんどは転倒者本人の不注意として片づけられていましたが、施設管理者に対し訴訟を起こすケースも増えてきたのが現状です。裁判などで訴訟され振りな状況を招くなど、転倒事故の防止対策を怠ると、賠償責任を負わされてしまうのです！

駅ビル構内での転倒事故に損害賠償2,200万円の支払い命令

JR池袋駅構内ビルの通路で主婦が転倒し、左足を骨折し左股関節機能麻痺の後遺症が残ったとし、東京地裁の判決は「低コストを業者に強要するあまり清掃も十分でなく、また床に油や水が付着して滑りやすくなっていたことが原因である」としてビル管理会社に損害賠償2200万円の支払いを命じた。(東京地裁判例2001年11月)

ウィンズ渋谷内の御影石での転倒事故に264万円支払い命令

ウィンズ渋谷で男性が転倒し、腰と左ひざをねん挫した。御影石が光を反射するほど磨かれ、傾斜している上、当時雨でぬれていた。歩行者が転倒する可能性は無視し難いものがあり、東京地裁は設置と管理には欠陥があったと判断しJRAに264万円の支払いを命じた。(東京地裁判例2006年9月)

餃子の王将店内の転倒事故で王将側が原告に解決金100万円を支払い和解

餃子の王将の店舗内で４０代の女性客が床の油で滑り、膝を強打して重傷を負ったとして、運営する王将フードサービス（京都市）に約2500万円の損害賠償を求めた訴訟があり、王将側が原告の女性に解決金100万円を支払う内容で、大阪地裁で和解した。(大阪地裁判例2015年4月)

通常、床面と足が密着した状態で歩行すればガラスの上でも滑りにくいものです。しかし、床面と足の間に、水や油分等の別要素が入り込むことにより｢滑り｣が発生しています。特に浴室やプールサイドと水周り関係の場所では、水垢や温泉成分、体脂肪分等が付着することもあり、さらに滑りやすい状況が作られます。また、クッション性のある履物が滑りやすいのは、中に入っている空気がすべりの要因になっているのです。

足裏との吸盤力とは…穴に入った水の表面張力効果を利用してできる力のこと。1つ1つの穴の大きさは小さいが、穴が無数に集まれば大きな力となり、高い滑り止め効果を生み出します。スリップガードは、滑りの原因である「水分」を逆に活用し、滑りにくくする画期的な工法です。

スリップガードにより床材にあける穴の大きさは約7マイクロメートルです。これは、人間の赤血球とほぼ同じ大きさになり、スギ花粉の約10分の１のサイズで、電子顕微鏡でなければ確認できないくらい小さな穴です。そのため、床材に凹凸ができることがなく、美観や質感を保ちながら高い滑り止め効果を得ることができるのです。

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